JavaScript開発のデザインパターンについて興味深い記事がありました

昨日こんなエントリをアップしましたが、
http://d.hatena.ne.jp/aoe-tk/20111113/1321202159

昨日の今日でこんな興味深い記事が話題になっていました。

サバクラ両方で動く JavaScript の大規模開発を行うために
https://gist.github.com/1362110

Scaling Isomorphic Javascript Code という記事を和訳されたものです。
伝統的なMVCパターン、サーバーサイドMVCであるMVC Model2、そして最近特にRIAの世界でよく言及されるようになったMVPパターン、MVVMパターンについてまず解説した上で、JavaScriptではNode.jsを採用すれば同じコードがサーバーでもクライアントの両方で実行できるようになるため、クライアント、サーバーの両方を巻き込んだパターンが必要では、ということで、JavaScriptの世界で新たに出てきたフレームワークの根底にあるデザインパターンを紹介しています。

今やクライアントだけ、サーバーだけで作ることはまずないので、両方にまたがってアーキテクチャを考える必要があるということですか。読んでいてとても興味深かったです。

そう言えば、先日米Yahooが発表した開発プラットフォームであるCocktailと、その中核となるフレームワークMojitoもサーバーとクライアントの区別を意識せずに開発できるようにすることを目指しているような感じですね。
http://developer.yahoo.com/blogs/ydn/posts/2011/11/yahoo-announces-cocktails-%E2%80%93-shaken-not-stirred/

サーバーとクライアントを区別することなく作れるのがいいことなのかどうかは正直何とも言えないのですが、色々面白いアイデアが出てきているのは確かですね。

P.S. ちなみに「サバクラ」という言い方には少し違和感が。普通「クラサバ」って言いません?