意外に多い?JSFを使った一般向けWebサイト

今回はネタです。

昨晩Twitter上でこんなやり取りをしていました。

JSFはデスクトップGUIライクなコンポーネントベースのWebアプリケーションフレームワークで、出来合いのコンポーネントを組み立ててWebアプリケーションを組んでいくことが多いため、一般向けよりはイントラ内で使われる業務アプリケーションクライアントの開発に用いられることが多いようなイメージがあります。

海外ではそれなりに一般向けのWebサイト開発に使われているという話は時々耳にしますが、国内ではどうなのだろうか?と思って軽く調べてみました。
Googleで次のような検索条件で調べてみました。

この方法だとJSF2で作られたサイトを見つけるのが難しいのですが (JSF2はFaceletsを使って開発することが推奨されており、拡張子xhtml になるケースが多いと推測される) 、それはまあしょうがないですね。

で、調べてみたのですが、思ったより色々引っかかりました。以下に自分の目に付いたものを列挙していきます。

資生堂のWebページ
ま、まさかJSFがこんなメジャーどころで使われているはずがない!(きゃー、てらださん石投げないでー)
カタログ、オンラインショッピングなど、全面的にSeamを使って構築されています。
ソニー損保の契約者向けページ
Seamが使われています。ここも結構メジャーどころじゃないですか。
日経新聞電子版
ログインや会員情報管理でポイント的にSeamが使われています。日経電子版は他にStrutsASP.NET、ColdFusionなどが使われている箇所があり、全然フレームワークが統一されていません。機能別に色んな企業に発注しているんだろうな...。
三井のすまいモール
三井不動産グループの物件検索サイト。Seamが使われています。
ニセコ宿泊施設の空室検索サイト
RichFacesを使っていますね。RichFacesのコンポーネントを活用して、結構リッチなUIになっています。
ジモモ
海外に在住している日本人のための生活情報を提供するサイトのようです。これはJSF2を使っています! (拡張子は html だが、JSFのViewStateが埋め込まれており、JavaScriptにもMojarra提供のライブラリが使われている)
甲南大学など大学のシラバス照会サイト
色んな大学にありました。恐らく大学向けのパッケージ製品でしょうね。WebSphereが使われているみたいです。
いばらきデジタルまっぷ
茨城県と県内の市町村が整備しているGISのようです。DWRを使って実装していますね。
あかひげ薬局のお悩み相談フォーム
こんなところで使われているとは!ネタ的にここが一番面白かったw
dinosのお問合わせフォーム
このように問い合わせフォームなどでポイント的に使われることは結構多いみたいですね。ちょっとしたページならさくっと作れるからかな?

こうしてみると結構あるじゃないですか。特にSeamはメジャーどころで使われていますね。やはりフルスタックフレームワークとして一通り必要な機能が揃えられているからでしょうね。

と言うわけでJSFを一般向けWebサイトの構築に使うことはそんなに珍しいことでもないらしいので安心して (?) 使いましょうw