SoftBank回線でSIMフリースマートフォンに乗り換えたら大変だった話

前置き

これまでスマートフォンとして 3 年前に購入した Pixel 3 XL を使い続けていましたが、さすがにバッテリーがへたってきており、もうすぐサポート期間の終了を迎えることもあって別の機種に乗り換えることになりました。

もうすぐ登場する Pixel 6 を当初は考えていたのですが、非常に高価になるという話で、また端末サイズも今使っている Pixel 3 XL よりさらに大きくなるという話なので、別のものも探してみることにしました。

色々探してみたところ、ASUS からリリースされたばかりの Zenfone8 が良さそうということでこれを購入しました。

www.asus.com

購入判断の根拠は次のようなところです。

  • Qualcomm の最新でハイエンドチップである Snapdragon 888 を搭載していながら税込みで8万円を切るという安さ
    • 今使っている Pixel 3 が Snapdragon800番台だったので、800系以外はあり得ませんでした
    • iPhone 並のパフォーマンスが欲しかったら700番台、800番台は必須だと思います(特にゲームで大きな差が出る)
  • 端末サイズがコンパクトでありながらパンチホールカメラ+ナローベゼルで 5.9 インチの画面サイズを確保している
  • SIM フリーなのでキャリアの余計なアプリとかが入っていない
  • SIM フリー端末にしては珍しく FeliCa を搭載している
    • Suica に全面的に依存していたのでこれは必須

SoftBank回線でSIMフリースマートフォンを使う時の注意点

前置きが長くなりました。ということで家電量販店で上記端末を購入、そのまま家に持ち帰って家で Pixel に指していた SIM を指してセットアップ、その日は問題なく使え、新端末の快適なパフォーマンスを楽しんでいました。

が、次の日に異変に気付きます。外出時に使ってみるとネットワークに一切つながらないのです。幸い電話は使うことができたのですが、外出中は久しぶりに Wi-Fi 乞食になってしまいました。 *1

もしかしてやっぱり契約変更とかが必要なのかな?と思って家から近い SoftBank ショップで見てもらったのですが、「SIM はそのまま指して使えるはず」「SIM カードや設定には特に問題がない」「端末に問題がありそうだから購入したお店で端末を見てもらって」との回答で解決に至りませんでした…。

仕方がないので翌日端末を購入した家電量販店で見てもらうことにしたのですが、そこで実は SoftBank の SIM カードは大きく分けて次の 3 種類があることを教えてもらいました。 *2

  1. iPhone 用の SIM
  2. SoftBank から販売している Android 端末用の SIM
  3. SIM フリースマートフォン向けの SIM

自分が今まで使っていたのは 2 番の SIM カードだったので、3 番への交換が必要だったのでした。家電量販店にはキャリアショップもあったので、そちらに案内してもらい、様々な契約変更を行って、無事にネットワークにつながる SIM が手に入りました(応対した人は別店舗での不手際について申し訳ないとかなり恐縮してました)。

こんな感じでちゃんと使えるようになるまでに色々バタバタしてしまいました。この辺りのガイドラインは Web サイト等できちんと案内して欲しいところです。まあできればキャリアから販売している端末を使ってもらいたいからなんでしょうけど。同じようなことをしようとする人がもしいたら参考になるかと思い、今回の顛末をまとめることにしました。

お陰様で新端末ではこれまで使えなかった5G回線やVoLTEも使えるようになりました。

Zenfone 8について

最後におまけで Zenfone 8 の感想を。

  • さすが Snapdragon 888 だけあってパフォーマンスは速い、アズレンも爆速で動く
    • 最近のアズレン弾幕の描画が派手になったり、戦闘開始時のスキル発動が多く重なるようになったのでかなり負荷が大きく、Pixel 3だと力不足になる場面が時々ありました
    • ゲームやベンチマークツール等高負荷を要求するアプリが起動すると自動的にクロック数を上げる仕組みがあるようです
      • そのためか高負荷処理を行っているとかなり発熱します
      • ベンチマークツールでブースト機能を起動するのはちょっとずるくないかという気もしますがw
  • 端末スピーカーが非常に良い
    • Pixelもステレオスピーカーでしたが、音の広がりが全然違いました
  • スクリーンでの指紋認証は便利
  • 端末サイズがコンパクトなので片手操作が容易、それでいてスクリーンサイズが犠牲になっていない
    • 画面についてはリフレッシュレートが 120MHz で滑らかに動くことも特長ですが、自分の目ではあんまり分かりませんでしたw
  • Qi 充電が無いのはちょっと残念
  • デュアル SIM なのでもし海外に行く機会があったらそのまま現地の SIM を追加で刺して使えるので便利そう

*1:この時に気付いたのですが、オリンピックのお陰でか東京の地下鉄は車内 Wi-Fi が通るようになっていたのですね

*2:こんな面倒なことしているのSoftBankくらいらしいですが…